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Channel: フォトショップエレメンツ12 – Elements ブログ

ブックカバーを作ろう【連載】 ~第4回 印刷して本にカバーをかけよう~

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ブックカバーの作り方を連載で紹介しています。前回の「第3回 グラフィックやブラシを使って背景を作ろう」では背景グラフィックとブラシツールを使ってデザインを完成させました。今回は完成したブックカバーデザインを印刷して、本にカバーをかける方法を紹介します。


ブックカバーを印刷しよう

手順1

[ファイル] メニューから [プリント] を選択します。
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手順2

[プリント] 画面が表示されたら、以下を設定し、[プリント] ボタンをクリックします。

  1. プリンターを選択:接続済みのプリンタ名が選択されているか確認します。
  2. 用紙サイズ:A4、画像方向:横方向
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  3. プリント形式を選択:個別プリント
  4. プリントサイズを選択:実サイズを選択します。
  5. [用紙設定] ボタン:クリックすると、プリンター側の設定が変更できます。ここで印刷のカラーグラフィック向きの印刷品質設定などを確認します。
    ※詳しくは、お使いのプリンターの取り扱い説明書かメーカーに確認してください。
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以上で印刷手順は完了です。
※プリントできたら、インクが乾くまで印刷面には触れないで乾かしましょう。

本にカバーをかけよう

ここでは書店でかけてもらえるカバーのかけ方ではなく、カバーがピッタリと本に沿い、外れにくい折り方を紹介します。その本に合わせて折れば、読んでいる途中でカバーが外れるストレスがなくなります。
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手順1

カバーをかけたい本を用意し、書店でもらえるカバーのように本に合わせて上下左右に折り目を付けます。その際、背表紙の厚み部分にも折り目を付けておきます。
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手順2

折り目を付けたらすべて開いた状態にし、背表紙の折り目から外側約1cmに向かって斜めの切り込みを入れます。上下共に切り込みを入れてください。
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手順3

台形の部分を内側に折り込み、本を乗せます。
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手順4

左右の折り目(短い方)を本の内側に折り込みます。
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手順5

手順4で折り込んだ角を三角になるよう折り目をつけ、元に戻します。
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手順6

折り目を付けたら、折り紙の折り方で言う「中割り折り(鶴の頭を折る感じ)」をします。
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手順7

残った上下の部分をすべて内側に折り込み、完成です。04_10
以上で、本にカバーをかける手順は完了です。

ブックカバーは作成できましたか?本屋さんでもらえる書店のカバーや包装紙などでも手軽に本にカバーをかけられますが、オリジナルのブックカバーで大切な本を覆うのは一味違う満足感を与えてくれるはずです。ぜひ好きな本に好きなカバーを付けて、読書の時間を楽しんでください!

スキャナーやカメラなどの外部機器からエレメンツオーガナイザーに写真や動画を読み込もう

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エレメンツオーガナイザーは動画や写真、オーディオなどのメディアファイルを整理・管理するためのソフトです。ビデオカメラやスキャナーなど外部機器から写真や動画を読み込む方法を紹介します。


カメラまたはカードリーダーから読み込む

Windows/Mac OS によっても変わりますが、パソコンの初期設定ではカメラなどを接続すると読み込むためのプログラムを選択する自動再生面画が表示されます。選択肢からエレメンツオーガナイザーを選択するとフォトダウンローダーが起動し、手順3の画面が表示されます。
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※カメラとパソコンの詳しい接続方法は、カメラに付属されている取扱説明書などを確認してください。

ここではビデオカメラを例として、エレメンツオーガナイザーの [読み込み] ボタンから読み込む方法を紹介します。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。

手順2

画面左上にある [読み込み] をクリックして、[カメラまたはカードリーダーから] を選択します。
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手順3

[フォトダウンローダー] 画面が表示されたら、以下の設定をして [取り込み] ボタンをクリックします。

  • 写真の取り込み元:接続しているカメラかカードリーダーの製品名を選択します。
  • ファイル保存先:デスクトップなど、初期設定以外の場所に保存したい場合は [参照] ボタンをクリックして、フォルダーを選択します。
  • サブフォルダーを作成、ファイル名の変更、削除オプション:基本的に変更しないままで問題ありません。目的によって選択肢から設定してください。
  • 詳細設定:ボタンをクリックすると [詳細設定] 画面が表示されます。詳しくは下記を確認してください。

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※[詳細設定] 画面が表示されたら、右側で必要な項目を設定して、読み込まない動画や写真などのメディアファイルのチェックを外し、特定のメディアファイルだけ読み込むことができます。この画面の右下にある [取り込む] ボタンをクリックすれば、そのまま次の手順に移ります。
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手順4

読み込みが始まり、ファイルのサイズによっては時間がかかることがあります。しばらくお待ちください。
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以上で、手順は完了です。
読み込まれた新規メディアがアイコンで一覧表示されます。
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スキャナーから読み込む

スキャナーが正しくパソコンに接続してあり、電源が入っていることを事前に確認してください。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。

手順2

画面左上にある [読み込み] をクリックして、[スキャナーから] を選択します。
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手順3

[スキャナーから写真を取り込む] 画面が表示されたら、以下の項目を設定して [OK] ボタンをクリックします。

  • スキャナー:接続しているスキャナーの製品名を選択します。
    ※「有効な周辺機器なし」と表示されている場合は、スキャナーの電源が入っていること、スキャナーがコンピューターに正しく接続されていることを確認してください。
  • ファイル保存先:デスクトップなど、初期設定以外の場所に保存したい場合は [参照] ボタンをクリックして、フォルダーを選択します。
  • 保存形式:画像の用途によって形式を選択します。基本的に初期設定の [jpeg] のままで問題ありません。
    ※保存形式の一部を「いろいろな保存形式について(psd,jpeg,gif,png)」で紹介しています。
  • 画質:最高画質にします。ファイル容量が大きくなりますが、後々写真を編集する、印刷するなどの場面で役に立ちます。

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手順4

[スキャナー名 を使ったスキャン] 画面が表示されたら、「スキャンした画像の品質の調整」リンクをクリックして、[詳細プロパティ] 画面の [解像度] と [画像の種類] を設定します。
※読み込んだ画像を、後々編集・印刷したい場合は解像度に300 dpi ~ 450 dpi の値を設定するのがおすすめです。
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手順5

[スキャナー名 を使ったスキャン] 画面にもどり、[プレビュー] ボタンをクリックします。
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手順6

取り込み範囲を調整する必要があれば、プレビュー画面の範囲を微調整します。取り込み範囲が決まれば [スキャン] ボタンをクリックします。
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手順7

写真のスキャンが始まります。設定によってはしばらく時間がかかりますので、しばらくお待ちください。
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以上で、手順は完了です。
読み込まれた新規メディアがアイコンで一覧表示されます。
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注意事項

Mac OS でスキャナーから読み込みたい場合は、お使いのスキャナーに対応した読み込みソフトを使いパソコンに読み込んでください。

写真やビデオは取り込めましたか?次は取り込んだ写真やビデオは管理しやすいようにアルバムやキーワードタグで写真やビデオを整理しましょう!詳しくは「エレメンツ オーガナイザーで写真を管理しよう」を確認してください。

紙の写真を画像データとして保存しよう【連載】~第1回 スキャナーで取り込もう~

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今回は昔の写真やプレゼントしてもらった写真などをパソコンに取り込んで管理する方法を連載で紹介します。「第1回 スキャナーで取り込もう」はエレメンツオーガナイザーからスキャナーを使用して取り込む方法を紹介します。エレメンツオーガナイザーを使ってスキャンする方法は Windows パソコンのみ使うことができます。Mac OS でスキャナーを使う方法は、スキャナーかパソコンの取扱説明書などを確認してください。

はじめに
スキャナーがパソコンに正しく接続されており、電源が入っていることを確認してください。
古い写真はホコリなど表面のゴミを綺麗にしてからスキャナーに配置します。またアルバムなど台紙から剥がせない写真を取り込む場合は、なるべくスキャナーと写真との間に隙間が発生しないように押さえてください。隙間があるとくすんだように不鮮明になる可能性があり、綺麗に取り込みができません。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。
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手順2

画面左上にある [読み込み] をクリックし、[スキャナーから] を選択します。
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手順3

[スキャナーから写真を取り込む] 画面が表示されたら、以下のように設定し[OK] ボタンをクリックします。

  • スキャナー:接続しているスキャナーの製品名を選択します。
    ※「有効な周辺機器なし」と表示されている場合は、スキャナーの電源が入っていること、スキャナーがコンピューターに正しく接続されていることを確認してください。
  • 保存形式:初期設定の [jpeg] になっていること確認します。Jpeg は一般的に使われている画像の保存形式です。
  • 画質:最高画質にします。ファイル容量が大きくなりますが、後々写真を編集する、印刷するなどの場面で役に立ちます。

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手順4

[スキャナー名 を使ったスキャン] 画面が表示されたら、[スキャンした画像の調整] リンクをクリックして、[詳細プロパティ] 画面の [解像度] と [画像の種類] を設定します。
※読み込んだ画像を、後々編集・印刷したい場合は解像度に300 dpi ~ 450 dpi の値を設定するのがおすすめです。
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手順5

同じ画面で、右下にある [プレビュー] ボタンをクリックして、取り込み範囲を設定します。
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手順6

設定が完了したら、[スキャン] ボタンをクリックします。
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手順7

「写真をスキャン中」のメッセージが表示されるので、100%になるまでしばらくお待ちください。
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完了するとエレメンツオーガナイザーの画面に取り込んだ写真が表示されます。
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以上で、手順は完了です。

写真は取り込めましたか?取り込む写真が少ない場合は手順5の取り込み範囲を写真1枚1枚に回数を分けスキャンすると後々の編集も楽になります。枚数が多い場合はフォトショップエレメンツで切り抜くことができるので、複数枚の写真を1回で取り込んでも大丈夫です。次回は、まとめてスキャンした写真を切り抜き別々に保存する方法を紹介します。「第2回 まとめてスキャンした画像を切り抜いて保存しよう」を見てください。

紙の写真を画像データとして保存しよう【連載】~第2回 まとめてスキャンした画像を切り抜いて保存しよう~

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今回は昔の写真やプレゼントしてもらった写真などをパソコンに取り込んで管理する方法を連載で紹介します。前回の「第1回 スキャナーで取り込もう」では、エレメンツオーガナイザーからスキャナーを使用して写真を取り込みました。今回は、古い写真をアルバムなどの台紙ごとまとめてスキャンして1つの画像となった写真をきれいに切り抜き、別々に保存する方法を紹介します。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。
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手順2

前回取り込んだ写真を選択し、画面下にある [編集] をクリックします。
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手順3

[長方形選択ツール] を選択し、切り抜く範囲をドラック&ドロップします。
※ドラック&ドロップとはクリックした状態で移動し、目的の場所でクリックしている指を離すことです。
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手順4

[選択範囲] メニューから [選択範囲を変形] を選択し、作業画面で選択範囲の微調整をします。
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※「Ctrl(Command)」キーを押しながら角の□をドラックすると、他の3つの角は移動させずにゆがんだ写真に範囲を合わせられます。
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※[ズームツール] で画像を拡大または縮小表示したり、[手のひらツール] で表示されている画像の範囲を移動したりなど、ツールを使い分けて丁寧に作業すると、綺麗に範囲を指定できます。
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手順5

選択範囲が指定できたら、[確定] ボタンをクリックします。
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手順6

[レイヤー] メニューから [新規] にカーソルを合わせて [選択範囲をコピーしたレイヤー] を選択します。
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手順7

レイヤーパネルで切り抜く対象のレイヤーを選択して、手順3から手順6までを繰り返し、他の写真も選択範囲の指定とコピーをします。
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手順8

写真がすべて切り抜けたら、レイヤーパネルで切り抜いたレイヤーを1つ選択し、パネルオプションから [レイヤーを複製] をクリックします。
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手順9

[レイヤーを複製] 画面が表示されたら、保存先の [ドキュメント] を [新規] に変更します。[名前] はファイルの名前として表示・保存できるので、分かりやすい写真の名前を入力します。
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※選択したレイヤーだけが別ファイルとして生成されます。
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手順10

他のレイヤーも手順8から手順9までと同じように別ファイルにします。
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手順11

それぞれで別名保存をし、分かりやすい場所に保存します。photo_02_12

以上で、手順は完了です。

写真は切り抜けましたか?周りの透明部分の余白は次回の角度修正で一緒に切り抜けるので、今回はこのまま保存をしてください。次回は、切り抜いた写真の角度修正や、簡単な写真の補正方法を紹介します。「第3回 切り抜いた画像を補正しよう」を見てください。

紙の写真を画像データとして保存しよう【連載】~第3回 切り抜いた画像を補正しよう~

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今回は昔の写真やプレゼントしてもらった写真などをパソコンに取り込んで管理する方法を連載で紹介します。「第2回まとめてスキャンした画像を切り抜いて保存しよう」では、スキャンした画像から複数枚の写真を切り抜き、別のファイルにして保存しました。今回は、切り抜いた写真の角度や痛んだ写真の簡単な補正方法を紹介します。


写真の角度を修正しよう

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[写真の編集] をクリックします。
フォトショップエレメンツスタート画面

手順2

前回PSDファイルで保存した写真を開きます。
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手順3

画面上部にある [エキスパート] をクリックして、エキスパート編集画面にします。
プレミアエレメンツのエキスパートモード

手順4

逆さまや写真の天地が左右に向いていたりする場合は、[移動ツール] を選択して、[イメージ] メニューの [回転] にカーソルを合わせて [レイヤーを○○に回転] を選択します。
写真の角度に合わせて、○○(自由に、90°反時計回り、90°時計回り、180°)に当てはまるメニュー項目を選択してください。ここでは例として [レイヤーを90°回転(反時計回り)に回転] を選択します。
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手順5

写真の天地が正しくなったら、[角度補正ツール] を選択して、写真の平行に沿ってドラックします。
※[ズームツール] で写真を拡大すると正確にドラックできます。
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以上で、写真の角度修正の手順は完了です。

痛んだ写真を補正しよう

手順1

バックアップ用にレイヤーを複製します。
複製するレイヤーを選択し、パネルオプションのメニューから [レイヤーを複製] を選択します。
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手順2

[レイヤーを複製] 画面が表示されたら、[OK] ボタンをクリックします。
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手順3

一番下のレイヤーを選択し、レイヤーパネル上部にある [ロック] アイコンをクリックして、編集できないようにロックします。
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手順4

補正するレイヤーを選択し、クイック編集画面で、色味やぼやけたピントなどの写真補正を行います。詳しくは「手軽な補正機能を使ってみよう」を確認してください。

手順5

色味などの補正が完了したら、画面上部にある [エキスパート] をクリックして、エキスパート編集画面にします。
プレミアエレメンツのエキスパートモード

手順6

痛んだ写真のキズを修正します。
[コピースタンプツール] を選択します。
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手順7

「Alt」キーを押しながら、キズの近辺の色をクリックします。
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手順8

カーソルをキズの上に合わせてクリックしていきます。
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手順7で記憶した色を複写するのでキズがなくなったように見えます。
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以上で、手順は完了です。

写真は補正できましたか?大切な写真をきれいにして保存できると安心ですね。補正はやりすぎず少しずつ調整しましょう。元画像と見比べると補正の度合いが分かりやすいですよ。次回は、エレメンツオーガナイザーでアルバムを作り整理して保存する方法とJPEGの保存形式の書き出しについて紹介します。「第4回 エレメンツオーガナイザーで写真を整理しよう」を見てください。

紙の写真を画像データとして保存しよう【連載】~第4回 エレメンツオーガナイザーで写真を整理しよう~

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今回は昔の写真やプレゼントしてもらった写真などをパソコンに取り込んで管理する方法を連載で紹介します。「第3回切り抜いた画像を補正しよう」では、切り抜いた画像の角度修正や補正をしました。今回は、エレメンツオーガナイザーでアルバムを作成し管理する方法を紹介します。

はじめに
[アルバム] とは、設定したグループに写真を保存して整理できる、実際のアルバムのようなものです。たとえば、「子供時代の思い出アルバム」というアルバムを作成し、当てはまる画像を何枚でも追加することができます。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。
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手順2

画面左側にある [ローカルアルバム] の横にある緑の [+] をクリックします。
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手順3

画面右側に [新規アルバム] 設定パネルが表示されたら、以下の項目を入力します。

  • アルバム名:アルバムの名前を入力します。
  • 名前(ふりがな):アルバムの名前のふりがなを変更する場合に新しいふりがなを入力します。
  • カテゴリ:設定したカテゴリを選択します。設定していなければ、[なし(最上位)] のみ表示されます。

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手順4

アルバムに入れたい画像や動画などのメディアファイルを [アイテムをメディアエリアにドラック&ドロップ] 項目の範囲に入れます。
※ドラック&ドロップとは目的のファイルをクリックしたまま移動し、目的地で指を離してファイルを置くことです。
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手順5

間違えてメディアファイルを追加してしまった場合は、ファイルを選択して、パネル下部にある [ゴミ箱] アイコンをクリックします。
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手順6

設定が完了したら、[OK] ボタンをクリックします。
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以上で、手順は完了です。

アルバムは作成できましたか?これで家族や友人の思い出写真や旅行の風景など、いつまでも鮮明に保存、管理できるようになりました!これからも大切にしていきたいですね。

書道などの文字をパソコンで加工しよう【連載】~第1回 スキャナーで取り込もう~

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今回は書道などで書いた文字をパソコンに取り込んで編集する方法を連載で紹介します。「第1回 スキャナーで取り込もう」はエレメンツオーガナイザーからスキャナーを使用して取り込む方法を紹介します。


はじめに
スキャナーがパソコンに正しく接続されており、電源が入っていることを確認してください。
書道で一般的に使われている半紙はA4サイズより大きいため、スキャナーの大きさによっては2回以上に分けて読み込む必要があります。フォトショップエレメンツで合成することができるので、1枚の紙を2回以上に分けてスキャンする場合は文字が切れないよう重なる部分を作って取り込んでください。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。
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手順2

画面左上にある [読み込み] をクリックし、[スキャナーから] を選択します。
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手順3

[スキャナーから写真を取り込む] 画面が表示されたら、以下のように設定し[OK] ボタンをクリックします。

  • スキャナー:接続しているスキャナーの製品名を選択します。
    ※「有効な周辺機器なし」と表示されている場合は、スキャナーの電源が入っていること、スキャナーがコンピューターに正しく接続されていることを確認してください。
  • 保存形式:初期設定の [jpeg] になっていること確認します。JPEG は一般的に使われている画像の保存形式です。
  • 画質:最高画質にします。ファイル容量が大きくなりますが、後々写真を編集する、印刷するなどの場面で役に立ちます。

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手順4

[スキャナー名 を使ったスキャン] 画面が表示されたら、[スキャンした画像の調整] リンクをクリックして、[詳細プロパティ] 画面を以下のように設定します。

  • 解像度:読み込んだ画像を、後々編集・印刷したい場合は解像度に300 dpi ~ 450 dpi の値を設定するのがおすすめです。
  • 画像の種類:白黒画像またはテキスト
    ※半紙の余計なしわが消え、綺麗に読み込むことができます。

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手順5

同じ画面で、右下にある [プレビュー] ボタンをクリックして、取り込み範囲を設定します。
※ここでは、斜めにすることで文字を収めているので、端が切れていないか確認します。
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手順6

設定が完了したら、[スキャン] ボタンをクリックします。
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手順7

「写真をスキャン中」のメッセージが表示されるので、100%になるまでしばらくお待ちください。
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完了するとエレメンツオーガナイザーの画面に取り込んだ写真が表示されます。
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以上で、手順は完了です。
※Mac OS でスキャナーから読み込みたい場合は、お使いのスキャナーに対応した読み込みソフトを使いパソコンに読み込んでください。

文字は取り込めましたか?1枚の紙を2回以上に分けてスキャンしても後で合成することができます。次回は、取り込んだ画像の背景を透明にし、1つのファイルとして保存する方法を紹介します。「第2回背景を透明にしよう」を見てください。
連載記事の目次

書道などの文字をパソコンで加工しよう【連載】~第2回 背景を透明にしよう~

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今回は書道などで書いた文字をパソコンに取り込んで編集する方法を連載で紹介します。前回の「第1回 スキャナーで取り込もう」では、エレメンツオーガナイザーからスキャナーを使用して書を取り込みました。今回は、取り込んだ書の文字だけ切り抜いて画像と合成できる状態にします。「第2回 背景を透明にしよう」です。


ここでは例として、1枚の半紙を上下に分けて取り込み、2つの画像となっているものを同時に編集していきます。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[整理] ボタンをクリックし、エレメンツオーガナイザーを起動します。
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手順2

前回取り込んだ写真を「Ctrl」キーを押しながら、選択したい画像をすべてクリックし、画面下にある [編集] をクリックします。
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手順3

ツールボックスの [消しゴムツール] をクリックして、画面下部にあるツールオプションから [背景消しゴムツール] を選択します。
背景消しゴムツールを選択

手順4

[背景消しゴムツール] メニューを以下の設定にします。
※この設定をすることで、削除したい色の部分だけを削除できます。

  • サイズ:最大の2500px
  • 許容値:30% ~ 40%
  • 制限:隣接しない

背景消しゴムツールオプション

手順5

設定できたら、削除する白い部分が消えるまでクリックしていきます。
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手順6

もう一つのファイルを編集します。
作業画面の上部にある別ファイルのタブをクリックします。
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手順7

手順5と同じように白い背景をクリックしてすべて消していきます。
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手順8

文字の背景をすべて消したらレイヤーを1つ選択し、パネルオプションから [レイヤーを複製] をクリックします。
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手順9

[レイヤーを複製] 画面が表示されたら、保存先の [ドキュメント] をもう一つのファイルに変更します。
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手順10

作業画面の上にあるレイヤーを複製したファイルタブをクリックして、レイヤーが複製されたことを確認したら、PSDファイルに別名で保存します。
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[ファイル] メニューから [別名で保存] を選択して、分かりやすい保存場所とファイル名を入力して、[保存] ボタンをクリックします。
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以上で、手順は完了です。

文字の背景を透明にすることはできましたか?取り込んだ時点で白黒2色しかないので、背景消しゴムツールで簡単に消せましたね。次回は、2つの文字を1つに合成して色を変える方法を紹介します。「第3回 文字を合成して色を変更してみよう」を見てください。
連載記事の目次

書道などの文字をパソコンで加工しよう【連載】~第3回 文字を合成しよう~

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今回は書道などで書いた文字をパソコンに取り込んで編集する方法を連載で紹介します。前回の「第2回 背景を透明にしよう」では、取り込んだ書の背景を透明にする加工をしました。今回は、文字だけになった画像を1つに合成する方法を紹介します。「第3回文字を合成しよう」です。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[写真の編集] をクリックします。
フォトショップエレメンツスタート画面

手順2

前回保存したPSDファイルを開きます。
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手順3

文字の向きを縦に直します。
[イメージ] メニューにある [回転] にカーソルを合わせて、写真の角度に合わせて以下のいずれかを選択します。

  • 90°(反時計回り)
  • 90°(時計回り)
  • 180°

ここでは例として [90°回転(時計回り)] を選択します。
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手順4

文字を合成するためにカンバス(編集するための作業領域)を広げます。
[イメージ] メニューにある [サイズ変更] にカーソルを合わせて、[カンバスサイズ] を選択します。
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手順5

[カンバス] 画面が表示されたら、[変更後のファイルサイズ] 範囲を以下のように設定し、文字がカンバスに入る大きさに広げます。
※元の値より小さい値を指定すると画像が切り抜かれてしまうので注意してください。

  • 幅: 1.5倍から2倍程度の値を入れてみましょう。
    ※ここでは例として、変更しません。
  • 高さ: 1.5倍から2倍程度の値を入れてみましょう。
    ※ここでは例として、212.34mm を350mm に変更します。
  • 基準位置:上下左右、四つ角のいずれかを始点にして広げる方向を指定します。
    ※ここでは例として高さだけを変更するので、基準位置に上中央を指定してカンバスを下方向に広げます。
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カンバスサイズの高さが下に広がりました。
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手順6

[移動ツール] を選択し、移動したい文字をクリックして正しく重なるように位置を調整します。
※目的の文字が移動できない場合は、一度それぞれのレイヤーを大きくずらしてから配置すると、移動しやすいです。
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手順7

位置を調整しても文字がきれいに重ならない場合は、以下の方法で文字を部分的に消去します。
例えば、「大好き」と書かれた文字を「大好」と「好き」とで分けて取り込み、「好」の部分で重ね合成しようと調整しましたが、それぞれ少しずつ歪んでいたため、「大好」側の欠けている文字を削除します。

※下図は、うまく重ならない部分の例です。ずれている箇所が分かりやすいように境界線を表示しています。
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  1. 編集しないレイヤーを目のアイコンをクリックして非表示にします。
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  2. [多角形選択ツール] を選択し、文字を囲うようにクリックしていき、始点に戻ったらカーソルに小さく [○] が表示された箇所でクリックし、選択範囲を決定します。
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  3. 「Delete」キーを押します。
  4. [選択範囲] メニューから [選択を解除] を選択します。
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  5. 非表示にしたレイヤーを表示に戻します。
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手順8

「Ctrl」キーを押しながら、レイヤーをすべてクリックし、レイヤーオプションから [レイヤーを結合] を選択します。
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手順9

[切り抜きツール] を選択し、切り抜き範囲をドラック&ドロップで指定したら 緑のチェックアイコンの [確定] をクリックします。
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手順10

[ファイル] メニューから [保存] を選択し、上書き保存します。

以上で、手順は完了です。

合成することはできましたか?スキャナーで取り込む際、半紙が歪んでいたり、斜めに取り込んでいたりすると、同じ姿形をした文字でもきれいに重ならない可能性があります。手順6と手順7が大変かも知れませんが、がんばってみてください!次回は、ハガキや他の画像に文字を合成する方法を紹介します。「第4回 ハガキや画像の合成に使ってみよう」を見てください。
連載記事の目次

書道などの文字をパソコンで加工しよう【連載】~第4回 ハガキや画像の合成に使ってみよう~

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今回は書道などで書いた文字をパソコンに取り込んで編集する方法を連載で紹介します。前回の「第3回 文字を合成しよう」では、文字だけになった2つの画像を1に合成しました。今回は完成した文字を画像に合成して、文字色を変更する方法を紹介します。「第4回 ハガキや画像の合成に使ってみよう」です。


文字を配置しよう

ここでは写真やハガキ用にデザインした画像ファイルを開き、その上に前回保存した文字を配置していきます。

手順1

フォトショップエレメンツを起動して、[写真の編集] をクリックします。
フォトショップエレメンツスタート画面

手順2

文字を配置するための画像ファイルを開きます。
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手順3

次は、開いた画像に配置したい文字のファイルを配置します。
[ファイル] メニューから [配置] を選択します。
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手順4

[配置] 画面が表示されたら、配置したい psd ファイルを選択し、[配置] ボタンをクリックします。
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手順5

配置されたら緑のチェックアイコンの [確定] ボタンをクリックします。
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手順6

[移動ツール] を選択し、画像内に収まるよう縮小と移動をします。縮小する場合は四隅にある四角にカーソルを合わせて、写真の中心に向かってドラックします。移動する場合は枠の内側をクリックしたまま、移動させます。
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手順7

緑のチェックアイコンの [確定] ボタンをクリックします。
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以上で、文字の配置は完了です。

文字色を変更してみよう

上記の「文字を配置してみよう」の続きから始めます。

手順1

文字のレイヤーを選択して、レイヤーオプションメニューから [レイヤーをラスタライズ] を選択します。
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手順2

[塗りつぶしツール] を選択し、描画色をクリックして、色を選択します。
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手順3

文字の黒い部分をすべてクリックします。
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手順4

後から色を変更したい場合は、以下の手順で調整します。

  • [画質調整] メニューから [カラー] にカーソルを合わせて [色相・彩度] を選択します。
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  • [色相・彩度] 画面が表示されたら、以下の項目を調整し [OK] ボタンをクリックします。
    ※以下の手順を踏まなくても色は変えられますが、スライダーの色相と明暗通りに色が指定できるので、分かりやすく色を変えられる方法です。
    1. [色彩の統一] と [プレビュー] にチェックを入れます。
    2. 彩度のスライダーを右に移動(100)します。
    3. 作業画面にプレビューされた色を確認しながら、色相/明度のスライダーを左右に動かして調整します。
      syodo_04_10

手順5

最後に編集ファイルを別名保存します。
[ファイル] メニューから [別名で保存] を選択して、分かりやすい保存場所とファイル名を入力して、[保存] ボタンをクリックします。

以上で、手順は完了です。
syodo_04_11

合成することはできましたか?今回の例は画像でしたが、年賀状や暑中お見舞いなど自分の文字をハガキに配置することも可能です。自分の書いた書がパソコンで編集できると書道も写真編集も楽しさが広がりますね!文字に影や境界線などの装飾をするなら「レイヤースタイルの設定方法」の記事で紹介しています。ぜひ挑戦してください。
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